何度もリピートした役立ちレシピ。買ってよかった和食の料理本
こういう何気無いtipsがすごく役立つんですよね。
筑前煮を作った時、そうそうこの味!!!と思わしめたレシピ。
私が料理を覚えたのは、実はテレビ番組。
ちょうど二十歳になろうかならないかくらいの時にやっていた、
郁恵・井森のお料理BAN!BAN! という番組でした。
毎日、日替わりで有名店の料理人が基礎から色んな料理を教えてくれて、
夕方の番組だったけれど、ビデオに撮っては毎晩欠かさず観ていました。
気に入ったものは実際作ってみたり。
ということを何度も繰り返し、料理の基礎を学びました。
この番組の料理本も6冊出ているんですが、全部買って
沢山リピートしたお料理があります。本も色あせてしわくちゃ。笑
最近手にすることはほとんどないけれど、私の料理の原点な本です。
なかでも和食なら村田さん、
イタリアンなら片岡護さんのレシピが好きでした。
パスタを上手に作れるようになったのは、片岡護さんのおかげ!
会ったことないけれど。笑
番組で教えてくれた沢山の料理人たちのレシピを忠実に再現することは、
色んな味を覚える機会にもなって、一石二鳥。
もちろん、美味しいお店へ食べに行き、舌で味を覚える。
これもとても大切なプロセス。
パートナーに将来、お料理上手になってもらいたければ、
美味しいお店へたくさん連れて行きましょう♡
だって、美味しいものを知っていないと、美味しいものは作れませんから。
女手一つで育ててくれた母は、仕事から疲れて帰ってくる毎日で、
一緒に台所に立つほどの余力はなく、
残念ながら母の味を覚えるチャンスがなかったんです。
でも育ててくれただけで十分。ありがとう。
そんな母の口癖は、
美味しいものを作るお嫁さんのところへは、必ず旦那さんは帰ってくると。
浮気させないコツは、胃袋を掴みなさい。
若い頃、口が酸っぱくなるほど言われました。笑
そんな言葉を鵜呑みにし、自分自信も美味しいものを食べるのが大好きだからと、
頑張ってお料理の腕を磨きました。が!
イギリス人、日本人ほど食べ物に執着しない人種。。。ちーん
結婚した当時の夫は、
毎日、全く同じサンドイッチやサラダ!だけで生きていける程、
食に対して無頓着な男でした。苦笑
初めて食べさせた日本米は、恐る恐る一粒一粒食べ、
大げさじゃなく本当に一粒ずつ食べやがりましたのあの男!
そして一言。
味がしない、、。
そりゃ、一粒ずつ食べたら味もしないわ!
ってちゃぶ台ひっくり返したかった13年前。
でも結婚してから時を経るごとに、
夫の味覚が変わっていく様がとても嬉しくって。
今ではご飯とぬか漬けとお味噌汁が大好きな、和食の作りがいのある夫です。
そんな彼でもハードルが高かったのが、和食の煮物系。
煮魚は昔、魚臭いと敬遠されて以来やめていたんですが、
数年前に再チャレンジしたら美味しいと言って食べるように。
彼が日本酒の味を覚えたことが、一番の勝算ではあるんですけどね。笑
今年のお正月の筑前煮を喜んで食べてくれて、嬉しかったなぁ。
ただ、何年も作っていないと忘れちゃうんですよね、作り方というか勘を。
和食の料理人で好きなのは、
お料理バンバンにも沢山出演し、お料理を教えてくれた、村田吉弘さん。
私の好きな関西の味付けなのもあって、勝手に心の師匠です。
村田師匠も監修している和食本が私の一番の教科書。
変に薄味すぎたり、濃すぎたりせず、万人受けする定番の味付け。
さすが、有名料理長軍団が監修してるだけあります。


他に、鰯の梅煮、レシピではきんきを使ってますが、
鯛で作った煮付けがとても美味しかった。
どれも心からほっとする味で、何度もリピートしています。
決して古臭ささなく、本来の美しい和食をちゃんと教えてくれる本。
刺身、肴、和え物、椀、惣菜、煮物、焼き物、揚げ物、蒸し物、ご飯、汁もの、甘味まで。
そしてそれぞれの春夏秋冬。
お料理初心者にもわかりやすい基本の「き」から、上級者まで、
誰もが満足できる一冊だと思います。
和食の全てを網羅してると言っても過言ではない一冊。
作らなくとも、眺めてるだけで幸せになれる本です。笑
後もう一冊、割合で覚える本。
これも私の師匠、村田さんの本。
割合さえ覚えておけば、和食って美味しくできる。
その基本を教えてくれた本。
イギリスに住んでいるため、レシピ本に載っている食材ってなかなか手に入らないんです。
和食によく登場する定番お野菜のレンコンだとかゴボウ。
ロンドン市内なら手に入るのでしょうが、田舎では無理。
なので、代用のお野菜を使うかする限り、レシピを活用できないんです。
でもこの本は、割合の本。
食材関係ないので海外でも活用できるのが嬉しい一冊。
後もう一人、
私の好きな和食の料理人は土井善晴さん。
和食作りに大切な料理の基本の「き」の部分はしっかりわかりやすく、
手を抜いていい部分は上手に端折る。
理にかなった画期的さもあって大好きな料理人です。
レシピ本ではないけれど、
特にこの本は今、頑張ってる人に読んでもらいたい一冊。
生きることが少し楽になるような、優さがつまっている本。
後、私が次の春の一時帰国で買いたい本がこれ!
たぶんバイブル。
私はおそらく、料理の基本は習得しているとは思うけれど、
今一度基本に返ったら、新たな発見をすると思うんです。
そのプロセスが、料理の腕を上げたり、料理するのが楽しくなったりするんだと思う。
そして、手の抜きどころもわかったり。笑
土井義晴さんのお父さん土井勝さんの本。
日本のおかず。。。
このタイトルだけで白米3杯いけそうなくらい、
海外生活者の私にとって、遠い日本に想いを馳せながら
その昔食べた日本の古き良きおかずを思い出してはうっとりできる本。
もとい、子供達や夫に伝えたい、私の国の味てんこ盛りな本。
絶対買って帰ります!
そして最後は、番外編。
和食ではないけれど、我が家で何度も何度もリピートしている定番料理が載っている本。
禅の癌闘病時、この本に本当に助けられました。
抗がん剤で食欲が極端に低下し、何も食べてくれない時に唯一食べてくれたのは、
我が家の自家製お味噌汁と、この本に載っているボロネーズソースで作るパスタ。
それまで有名イタリア店のボロネーズソースレシピで満足していたんです。
バターの旨味や生クリームのクリーミーさが相まって、
それはそれは美味しいソースで我が家の定番ソースでした。
ただ、オリーブオイルにバター、クリーム。油分が多いんです。
本当に身体が弱っていると、油分って消化の負担になってしまう。
辰巳芳子さんのレシピは、バターなどの油分に頼らず、
旨味を最大限に引き出し、体に負担をかけないレシピと調理法。
あっさりしているのに、ちゃんとコクがあって、身体にすっと入っていく料理。
元気な人も、病んでる人も、美味しいと心から思える料理。
闘病を支えてくれた、我が家にはなくてはならない本。
心から買ってよかった一冊です。
以上、私の家族を支える、大切な料理本の数々でした♡
そうそう、本格キムチ作りの動画をアップしています。
ニラや洋梨は青ネギやリンゴに代用できます。
チャンネル登録、よろしくお願いします。
by tanyajohnson
| 2019-01-29 00:02

質素ときどきご褒美な暮らしの覚え書き。
by tanya johnson
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・東京生まれ日米ハーフ。
・結婚後よりイギリス在住。
・家族構成
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Zen 6歳 1/4日本人
・掲載写真の無断使用はお断りします。
copyright(c)2011- 2019
tanyajohnson All rights reserved.
本文に掲載された商品情報は、私自身が愛用しているものを私の主観で掲載しておりますが、購入に際しては今一度ご自身で本当に必要かどうかお調べする事をオススメします。
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