宿坊へ。

祖母の故郷、今治。

実は宿坊、当初のプランでは

京都で宿坊を考えてました。

予約をとろうと国際電話したところ、

対応がイマイチ。。。

というのは、丁寧な対応とかいう意味でなく

あまりウェルカムな印象が感じられなかった。うーむ。。

別のめぼしい処は、京都駅から離れすぎていて、

うどん経由今治が難しそう。

ならば、京都は忘れてお遍路さんな今治で。

今治には海鮮が美味しい宿とかもあったんですが、

どうしても宿坊がしたくて。

温泉付きのお食事が美味しいと評判のお寺を発見！

電話もとても対応が良く、行くのが楽しみになりました。

決して「おもてなし」を望んでるわけではないけれど、

初めての経験ゆえに、あたたかさが伝わる対応だとほっとします。

仙遊寺は山の頂上にあるお寺。

最寄駅から向かおうと、

今治駅から1駅かな？在来線で戻ったら、

無人駅だったー。

タクシー皆無。もう一度今治へ戻ろうと思ったものの、

30分以上待たなければならず。。。

駅の外に電話ボックスがあったので、タクシー会社を見つけほっ。

若干、遅れてしまいましたが、無事仙遊寺に到着。

お食事の前に温泉を頂き、さっぱりしてからお夕食をいただきました。

食堂でいただくのですが、たまたま前の席になった男性、

お遍路さんの途中で立ち寄ったそうで、

奥様が癌で闘病されてるのだそう。

ここへ来る人は、それぞれ一言では語りきれない想いを背負い来てるのね。。

私もその一人といえばそうなんだけど。。

翌朝早く、お勤めがあるので早めの就寝。

朝6時、本堂に集合しお坊さんのお説教を聞きました。

もともとクリスチャンなので、お寺とはあまりご縁がなく、

お寺というと、おどろおどろしいイメージがあったのですが、

（肝試し〜とかね。笑）

全てが初めての経験だったけれど、とてもあったかかったなぁ。

罪のない赤子の禅が癌になったり、

金儲けの戦争で罪のない人達がひどい目にあったり、

ずっと信じていた神様なのに、どうしてこんな辛い目にあわせるんだろうって、

どうして世の中がこんなに不条理なんだろうって、

神様なんていないっ！て憤りを覚え、

今でもその気持ちは正直あるけれど、、

宗教で起こる戦争やテロだってもううんざりだし、

神様なんて大嫌い。

でも、もしも本当に神様がいるのなら、

どうか、ここにいる人達の思いを聞いてください。

どうか、私の擦り切れた心を癒してください。

そう思えて涙が出ました。

闘病中の友人や禅が、健やかであるようにと祈って。。

どこかでまだ信じてるんだけどね。

反抗期のようなものなのかな。

美味しい朝ごはんをいただき、

次なる地、しまなみ街道へ行くべく、

今治は大三島行きバスターミナルへ。

素敵な週末を♡